人間ドック学会では検査に使われている基準値を新基準値として公表しましたが、検査内容によっては基準値が緩和されているのが特徴です。
これまで基準値を超えていた人も新基準値では健康と判定されるケースも出てきますが、基準値の範囲内であれば健康というわけではないため注意が必要です。人間ドックは一年単位で受けていくのが基本ですから、基準値の中でも下限値に近い数値だったものが上限値に近い数値になっている場合には、基準値の範囲内にあっても病気が進行している疑いがあります。基準値の範囲内にあっても人によっては病気の疑いがありますし、これまで基準値を超えていた人も健康な場合があると言えます。人それぞれに体質や健康状態は異なりますので、検査値だけでは判断できない部分があると言えます。人間ドックは病気の早期発が一番ですし、そのまま早期治療を進め進行の早い段階から適切な治療を行うことが目的となります。また検査値によって健康状態を把握し、日頃の健康意識を高め予防をすることも目的となります。検査値は指標となるものでありますが、検査値だけが全てではないのです。基準値が緩和されたことで喜ぶ人もいますが、基準値の範囲内でも検査値が高い場合には病気の疑いがあることも知っておく必要があります。これまでの基準値では、基準値を超えていても健康な人がいたため見直しが図られたのが理由となりますが、全ての人に当てはまるわけではないと言えます。
トラックバックURL
https://put-white-read.com/wp-trackback.php?p=32